吉林省概要 |
省都 |
長春 Changchun |
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略称 |
吉 Ji |
面積 |
18万4700平方キロメートル |
人口 |
約2592万人 |
気候 |
温帯大陸季節風気候に属し、季節の移り替わりが著しい。年平均気温は3℃-5℃。東は黄海と日本海に近いので、気候は温暖湿潤で、雨もかなり多い。西は海から遠く離れ、蒙古高原にも近いため、気候は乾燥している。 |
主な都市 |
吉林市、延吉市、四平市、遼源市、通化市、白山市、松原市、白城市などがある。 |
概要 |
- 吉林省は中国の主な食糧産地の一つでもあり、人口一人当たりの食糧占有量は中国の第一位である。森林資源も豊富であり、中国の木材、漢方薬材料の供給地でもある。
- また、自動車製造の重要拠点となっている。
- 全国から優秀な学生が集まる大学の街でもある。
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産業ホットスポット |
- 農業:穀物加工、農業資源開発と新技術応用、品種改良など
- 製造業:自動車及び自動車部品製造、石油化工、ファインケミカル及びエチレン加工、食品・医薬・電子工業の新製品・新技術の開発
- 原材料及び加工業:化繊、新建材、製紙、省エネルギー型冶金製品の開発と販売
- ハイテク産業:新素材、バイオテクノロジー、情報技術、新エネルギー開発
- インフラ:エネルギー、交通、電力開発、道路・飛行場建設
- 都市建設:公共施設と住宅、水道・ガスなどのパイプライン
- 資源開発と環境保護:原油、天然ガス、非金属の探査、環境汚染処理
- サービス業:金融、保険、商業
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税収政策 |
- 国家クラス経済技術開発区に設立された生産型外資系企業に対しては、15%の税率で企業所得税を課する。国家クラス経済技術開発区の所在都市や国境経済協力区に設立された生産型外資系企業に対しては、24%の税率で企業所得税を課する。そのうち、技術集約型や知識集約型プロジェクト、3000万元以上の投資額で収益期間が長いプロジェクト、エネルギーや交通や港の建設のプロジェクトなどの場合は、まず国家税務総局に申請して、許可を得たなら、15%の税率で企業所得税を課することもできる。
- 生産型外資系企業の場合、実際の生産経営期間が10年以上なら、収益を上げ始めた第1、2年度には、企業所得税は課さない、第3〜5年度には、半額で企業所得税を課する。先進技術企業と確認された外資系企業に対しては、前項の決まりによる企業所得税の減免の待遇が満期になっても、やはり先進技術企業でありつづけるものは、半額で所得税を納める待遇をさらに3年間延ばせる。生産型外資系企業は税減免の待遇が満期になったあと、国家税務総局に申請して、許可を得たら、その後の十年間も、納めるべき企業所得税の15%〜30%を免除することができる。
- 製品が主に輸出される外資系企業は、税の減免が満期になったあと、同年輸出した製品の価額がこの企業の総生産額の70%以上である場合、半額で企業所得税を納めればよい。15%の税率で企業所得税を納めるようなタイプの企業は、上記の条件と合うなら、10%の税率で企業所得税を収めればよい。
- 外資系企業の外国投資者が企業の利潤を直接その企業に再投資し、登録資本を増やす場合、あるいは、資本としてほかの外資系企業を設立し、経営期間は5年以内の場合は、税務機関の認可を得れば、再投資部分が生み出した所得税の40%を還付することができる。
- 外資系企業や外国企業が設立した生産や経営の機構、施設は、もし、年間の欠損が出て、来年度の所得でこの欠損を補うことができる場合、年ごとにこの欠損を補うことを認めるが、ただし、5年以上になってはいけない。
- 経営期間が10年以上の生産型外資系企業は、収益を上げ始めた年から10年間の地方所得税を免除することはできる。同年輸出した製品の価値が総生産の50%以上に達した場合、地方所得税の免税が満期になっても、この年の地方所得税を免除することができる。省がサポートして設立した外資系企業は、地方所得税の免税が満期となったあとも、税を納めることが確かに困難な場合、それからの5年間に半額で地方所得税を納めればよい。国から企業所得税の減免待遇を与えられた企業は、地方所得税をも減免するべきである。
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